3日、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督が旅立った。
3日の夕刊紙・東京スポーツ(東スポ)は一足先に長嶋茂雄死去のニュースを一面で報じた。
翌朝、コンビニでスポーツ紙各紙を求めてコンビニへ。
いうまでもないが、スポーツ紙5誌全紙一面は長嶋さんの訃報だ。
そして5紙中、4紙は長嶋さんが豪快に空振りしている写真を使用していた。
空振りは野球のプレーでいえば【失敗】だろう。
しかし故人の訃報にその【失敗】をこれだけの新聞社が使っているというところこそ戦後最大のスーパースターならではだろう。
空振りという【失敗】すらファンに楽しんでもらえるように、そして遠くの席に座ったファンにまでその豪快さが届くように大袈裟に行っていた空振りこそが長嶋茂雄なのだろう!
ホームランをたくさん打った選手や三振をたくさん取った選手はたくさんいるだろう。しかし【失敗】や【負け】が前面にきて初めてスーパースターなのかもしれない。
天覧試合でのサヨナラホームランのバットへの書き込みまで間違いて■(塗りつぶし)て書き直しているのも長嶋さんらしい。