世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

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ゲバラ没後40年・・・

 思想的・政治的な話を書けば「右翼的」だとか「左翼的」だとか・・・




 ただボクにとっては、思想では無いにせよ『キューバ』という国には何とも言えない興味を抱かされている。




 キューバはアメリカ国務省が毎年発表している「Patterns of Global Terrorism」で北朝鮮やイラン、シリアなんかと同じくテロ支援国家に指定されている社会主義国だ。国土は日本の本州の約半分、人口約1200万人、言語はスペイン語、ご存じフィデル・カストロ国家評議会議長をトップとした共和制国家だ。
 弁護士だったフィデル・カストロは医者であったチェ・ゲバラらとともに、1959年に当時親米の独裁国家であったバティスタ政権を打倒し、キューバ革命を成功させた。
 日本のある年齢より上の人でチェ・ゲバラを知らない人はいないだろう。知らない世代もチェ・ゲバラの顔写真のプリントされたTシャツなどを見たことある人は多いのではないだろうか。
 この革命はおそらく20世紀で最後の成功した革命だったのではないだろうか。そのキューバは老人と海で有名な文豪ヘミングウェイをも虜にしたキューバは自然も豊かで観光産業も非常に盛んであり、テロ国家という雰囲気を感じさせる国ではない。特に近年では、カーター元アメリカ大統領やローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が訪れ、間違いなくキューバを取り巻く環境は変わってきている。



 この日記を読んでいる人には、「キューバ=野球」という方も少なくないかもしれない。日本でもおなじみのオマール・リナレスやオレステス・キンデランといった選手の出身国であり、野球世界最強国である。またホセ・コントレラスやリバン&オーランドのヘルナンデス兄弟のように亡命してメジャーリーグへやってくる選手たちも多い。実はココには大きな誤解があり、キューバ国自体は海外でのプレーを認めていない訳ではない。金銭を稼ぐ目的ではなく野球研修という目的であれば国外でのプレーを認めているのだ。もちろん才能ある選手が海外で自ら大金を得るには亡命するしかないのだが。




 さて今回は「野球のキューバ」ではなく「キューバから見たHIROSHIMA」について少し書いていきたいと思う。
実は先日深夜、民放でチェ・ゲバラと広島の関係についてのドキュメンタリー番組を放映していた。翌日があるにも関わらずボクはすっかり見入ってしまった。元々キューバには非常に興味があり、また大学時代のスペイン語圏の社会と文化という授業のレポートでは、数ある国の中から、キューバについて調べたことからも、今世界から消え去ろうとしているモノがキューバにはあるのではないかと感じた。そこには、反米とかテロ国家だとか社会主義を超越している。




 日本では8月6日午前8時15分というこの日時に関して、今認知度が非常に低くなってきているという現実に直面している。
ボクらの世代ではおそらく暗記こそしていないものの聞けば直ぐに何を表わしているのかはわかるだろう。しかし、現在の中学生・小学生の認知度は非常に低くなってきているという。





 ボクの小学校の先生はまだ戦争を経験されていたことや、母方の祖母からも多くの戦争体験を聞かされていた。しかし、今の小さい子の祖母はおそらく戦争体験を覚えていない位の年齢だった人も少なくないと思うし、両親が戦争を知らない世代だと、たった62年前の戦争は平安京や鎌倉幕府・関ヶ原の合戦と同じ土俵にたつ「遠い昔の歴史」でしかないのかもしれない。
 
 キューバの歴史教科書では広島への原爆投下について3ページに渡り書かれており、それは反米という政治的な意味を持つものという人も少なくない。




 しかしチェ・ゲバラの来日から「世界におけるHIROSHIMA」の重要性を感じられる。アジア・アフリカ親善大使として12日間日本に滞在したゲバラ一行は、来日中日本政府から戦後復興の象徴である工業化の風景を見せられた。しかし、ゲバラが見たかったのは世界で初めて核の脅威が発揮された広島だったのだが、日本政府は反米国となったキューバのゲバラには広島に行かせることを許可しなかった。しかし、ゲバラは大阪のホテルから許可を得ず強行で広島へ向かい原爆資料館を訪れた。ゲバラは関係者にこう言ったという。

「アメリカにこんな目に遭わされておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなりになるのか」



 ボクも10年前、長崎の原爆資料館に行ったことがあるが、何を感じるかだと思う。そして、ボクは今でも大切に資料館で買った絵葉書をとっていて、見返すことがある。その惨状は人間の常識・想像を遙かに超えるものだ。
 広島の歴史を見たゲバラは、カストロに広島へ行くことを勧めていた。03年カストロが広島へ来たことはニュースになった。


 ちょうど40年前革命家チェ・ゲバラは軍事独裁政権だったボリビアでの革命を目指したが、10月8日に政府軍に捕らえられ、翌日9日処刑された。享年39歳。

 ゲリラ戦術を得意としたゲバラは、今の時代では非常に過激で非常に危険な男と考える人も少なくない。
しかしアメリカのような強大な軍事力で力で制圧するやり方、またゲバラのようなゲリラ戦術で制圧を目指すやり方。
どちらが正しい、どちらが間違っているかはわからないが、少なくとも人類は有史以来、戦争がなかったことは1秒たりともなかったのではないだろうか。

冷戦が終わっても、一向に戦争が地球上から絶えることはない。
 

 没後40年。チェ・ゲバラとは一体なんだったのだろう?



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