やはり早めに優勝が決まり、試合を消化し2週間以上間の空いた読売ジャイアンツにとっては非常に苦いクライマックスシリーズの結果だったのではないだろうか?
勝負の分かれ目は、初戦の相手先発投手を見事に外した原辰徳監督、してやったりの落合監督、ココが勝者と敗者の分かれ目だったとボクは思う。
初戦の先発投手・小笠原孝は9月以降勝ち星はありません。普通に考えれば、大事な初戦に小笠原を登板させることは考えずらいと言える。
そうなるとやはり初戦の先発候補は川上憲伸・朝倉健太・中田賢一、山井大介すべて右腕な訳だ。
ここで注目すべき点は彼らの対左打者被打率。
川上は、対右.261に対して対左は.274。
中田は、対右.228に対して対左は.271。
山井は、対右.198に対して対左は.285。
特筆すべきは朝倉は対右.218に抑えているにも関わらず対左は.334、巨人を除く5球団を3点台以下に抑えているが、左の強打者の多い巨人戦では防御率6.39。如何に左に苦手意識があるかがわかる。
デイリースポーツによると、原監督は「中日スポーツ(の先発予想)を信じたのがいけなかった」とコメントしている。
結果、左打者をズラリとならべた巨人の強力打線は予想していた右腕投手から左腕投手に変わったことで困惑したのか沈黙。2か月勝ち星のなかった小笠原に5回1失点に抑えられた。短期決戦もっとも大事と呼ばれる初戦はいとも簡単に落としてしまった。
そのまま巨人は3連敗でストレート負け。
なんとも落合監督らしい短期決戦の持っていきかただったと思うが、勝負の世界で情報戦も作戦のうち!
落合監督の手のひらに包み込まれた原監督率いる読売ジャイアンツは何もできないで終わってしまった訳だ。
セリーグを振り返れば、阪神タイガースが優勝できなかった原因は、間違いなくJFKという絶対的なリリーフ陣に疲れが見え始め今まで抑えられたところが抑えられなくなってしまったこと。
それに対して中日ドラゴンズは、先発も安定しているうえに、岡本・岩瀬らが安定して活躍できたことが大きかった。
「分業」それがしっかり出来ていた中日ドラゴンズが短期決戦・長期決戦ともに強かったと見ていて感じた!w
次はいよいよ日本シリーズ。日本ハムは何であんなに強いのかわからない位、強すぎる!!
落合ドラゴンズは果たしてどのような作戦をたて、日本ハムに挑むのか!?w
今から楽しみです!w