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オリンピック年!なんだかんだで本命はキューバか?

いよいよ08年に突入し、様々な競技でオリンピック日本代表選手の選考が進んでいる。

今大会で消滅する競技である野球、その日本代表『星野JAPAN』の金メダルへの期待は日増しに強くなってきているように感じる。
しかし国内の盛り上がりとは違い、星野JAPANの金メダルへの道のり・・・それはイバラの道であることには変わりはない。


 1996年のアトランタ五輪までは日本代表は完全なアマチュアチームで編成されており、00年シドニー大会からプロ野球選手も代表選出されるようになり、オリンピック日本代表も気がつけばプロ野球のドリームチームの様相が強くなっていった。

 84年のロスアンゼルス五輪では公開競技ながら金メダル(全8チーム)→88年のソウル五輪では野茂や古田を擁し銀メダル(金はアメリカ)→正式競技となったバルセロナ五輪では銅メダル(金はキューバ)→アトランタ五輪では決勝戦でキューバとのホームラン合戦の末、13−9で敗れ銀メダル。

 しかし00年のプロ野球選手解禁から毎回、金メダルへの期待が大きくなった訳だが、00年シドニーでは野球が公開競技としてスタートした84年ロスアンゼルス五輪以降初めてメダル獲得にすら至らなかった。(金:アメリカ 銀:キューバ 銅:韓国)

 04年アテネ大会では恐らく日本代表史上最高のメンバーに恵まれたにも関わらず結果は銅メダル(金:キューバ 銀:オーストラリア 銅:日本)。ちなみにアテネ五輪へはアメリカ代表は地区予選敗退した為、出場していない。
 

 さて北京五輪果たしてどうなるのか?


 まず野球オリンピックの金メダル最有力候補は日本国内でも本来ならもっと報道して欲しいのだが、文句なくキューバだろう。

米ソ冷戦時代のアメリカ・ロスアンゼルス五輪には社会主義国キューバはソ連に同調し参加をボイコット。
 キューバの初参加は正式競技となったバルセロナ大会。バルセロナそしてアトランタと2大会連続で金メダル。オマル・リナレスやキンデラン、パチェコなどを擁してアマチュア世界最強国の称号を手に入れた。

 00年のシドニー五輪ではそれまで主力で活躍してきた主砲キンデランと5番打者パチェコが36歳となるなど、全盛期と比べればキューバ代表に勢いはなく、また本大会より導入された木製バット使用(アトランタまで金属バット)、各国のプロ選手の参加により苦戦が予想されたもののAAAメンバーで編成されたアメリカに敗れ銀メダル。

 04年のアテネ五輪では代表メンバーが大きく若返り、見事金メダルを獲得。本大会の予選では松坂大輔に完封目前まで追い込まれたものの、最強国の意地を見せつけて、松坂から3点を奪い完封どころかマウンドから引きずり下ろしたのが非常に印象的であった。(ボク個人は、早朝まで続く日本対キューバの試合中継後(もちろん試合終了まで延長して放送)に「熱闘!甲子園」が放送され、この前日にダルビッシュが甲子園で敗れたこともあり見逃す訳にもいかず、キューバの粘りに眠い目をこすりながら多少頭に来ていたところもありました!結局「熱闘甲子園」が放送されたのは午前5時頃だった。)

 また06年に行われたWBCでは他国がメジャーリーガーを中心に組織する中でも、キューバはオリンピックと同様のチームで銀メダル。

 本大会でのキューバはどのような布陣をしいてくるのだろうか?

まずは現在のキューバナショナルチームにおいて最高の選手といえるユリエスキー・グリエル内野手(23歳)。
まだ日本での知名度こそ低いもののアメリカ・メジャーリーグのスカウト達にとってグリエルは喉から手が出るほど欲しい逸材。
走攻守の三拍子が揃っているというだけでは物足りず、攻撃面では豪快かつ繊細でありミート力・長打力もともに世界トップクラス。

国内リーグで三塁手を守り、国際大会では二塁手を中心に守るが、その守備力も非常に高いポテンシャルを見せつけている。
国際大会の実績という点でも04年アテネの金メダルメンバーであり、06年のWBCでは準優勝に貢献しただけでなく大会ベストナイン二塁手部門に選出されるなど、北京オリンピックで最も見てみたい選手である。


 グリエル以外にもキューバの国内リーグ「セリエ・ナシオナル」において通算打率でリナレス(通算打率.368)を上回る強打者オスマニ・ウルティアにも注目。昨年はココ数年では最も打率が低かったとはいえ打率.371は圧巻。
 また短期決戦となるオリンピック大会で、おそらくキューバ金メダル獲得へのキーマンとなるのがフレデリック・セペダだろう。その打撃力はキューバ屈指の名打者であるのと同時に選球眼にも定評がある。ただ不調の時期には全くヒットを打てないものの好調時にはキューバで最も恐ろしいバッターかもしれない。彼が好調のまま北京オリンピックを迎えればキューバの金メダルはより近付くはずだ。
 投手に関して日本にとって最も嫌なのが今年38歳を迎えるアディエル・パルマだろう。国際大会初召集が33歳の遅咲き左腕は、これといった長所のある投手ではないが年齢的な衰えを見せるどころか年々キューバ投手陣の中核を担う存在に成長し続けている。アテネ五輪でも3勝を挙げており、オリンピック経験もあることから日本の金メダル獲得へ立ちはだかる存在になると少々厄介かもしれない。



 さて金メダルの本命と目されるキューバは、過去4大会に参加し金メダル3つ、銀メダル1つと実績は抜群。金メダルの期待される日本代表は、正式種目となったバルセロナ以降は4大会で銀メダル2つ、銅メダル1つ。金メダルは1つもない。それどころかアマチュア選手で編成されていた時代には2回出場し2度とも銀メダルだったのに対し、プロ野球選手が主力となったシドニー以降は2大会で銅メダルが1つだけ。実力ではやはりプロ野球選手編成の日本代表のほうが強いとは思うが、チームとしてはアマチュア時代の96年アトランタ大会までのほうが総合力は高かったように感じる。 

 そんなことを言っても何も始まらないので金メダルへのポイントは、アメリカ・キューバ以外に白星を与えないことかと思う。例えばバルセロナ大会では台湾に黒星を屈し準決勝でも郭李(元阪神)に好投を許し準決勝敗退。アトランタでは決勝進出したがオーストラリアに予選でまさかの敗戦。アテネオリンピックでも予選でのオーストラリア敗戦そして準決勝でもオーストラリアに1−0で敗れ金メダルへの道は閉ざされた。

 また最も警戒しなければならないのは、やはり台湾である。毎回アジア予選では圧勝しているにもオリンピック本番の予選リーグでは必ず日本は台湾に苦戦する。台湾が日本に立ちはだかるかどうかは、世界最終予選で台湾が出場権を得られるかどうかにかかっている。

 キューバやアメリカに白星を挙げられればそれがベストだが、どのチームもこの2カ国に勝つのは至難の業だと言えるので、とにかく日本はこの2カ国以外の試合を落とさないで決勝トーナメント進出を狙わなければならない。そして準決勝に勝った先に金メダルと続く決勝戦がある。だから準決勝が最重要試合とする必要があるかもしれない。是非野球最後のオリンピックで金メダルを手中に収めてもらいたいとは思うが、なかなか難しいかもしれない。


 まぁ国際大会は「何が起こるかわからない」!!金メダルかもしれないし予選敗退かもしれない。




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