大井町線の改札口を出て、真っ先に目に入ってくるのは駅前のイトーヨーカドーではなく、ロータリーを挟んだ向こう側にある阪急百貨店です。
3月31日をもって、その大井町のシンボル・阪急デイリーショッパーズが閉店します。
物心ついたころから祖母と一緒に阪急の食堂(←今はもうありません!)でハンバーグを食べていました。
そしてある時期からはデイリーショッパーズと名前を変えた阪急の2階にはブックオフ、3階にはハードオフが入っていたのでボクは月1回くらいは足を運んでいました。
非常にお世話になっているのと同時に思い出がたくさん詰まった建物と言えます。
思い出を挙げればキリがありません。
野球の合宿の帰りに重い荷物を持ちながら立ち寄ったブックオフで1冊100円で売られていたベースボールレコードブック10年分を買って帰ったのもレコードブックを部屋でチョコチョコ眺めているボクにとっては忘れられない思い出だし、ダンシングノムさんを買ったのも3階のハードオフでした。
もちろんブックオフだけではありません。1階の食料品売り場の活気は当時大学生のボクは圧倒され続けていました。
「半額」とか「○割引き」に弱い私が食料品売り場を歩いている時に、唐揚を売っていたオバチャンの言葉で立ち止まってしまいました。
おばちゃん「残り1袋、半額!!」
店の前でピタっと足が止まった私は、其の時すでにおばちゃんの格好のターゲットとなっていたことは言うまでもありません。
結局、私は唐揚を買ってしましました!!
阪急を出て、バクッと1個食べてみると、
「ガリッ!!!!」
骨付きの唐揚げだと気付かず、骨で歯を痛めてしまいました。
そんな楽しい阪急デイリーショッパーズがなくなることをつい先日知りました。
今は何とも言えない寂しさを感じています。そして今晩、阪急デイリーショッパーズへ行ってきました!
いつもと何ら変わりない活気からは閉店の雰囲気は全く感じられません。
26日は大井ふ頭での活動があるので、その日が愛し続けた阪急へ最後の別れとなるかもしれませんね!
正直泣けてきますね・・・55年もの長きの間お疲れ様でした。