世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

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解任劇

テリー・コリンズ監督が辞任。



衝撃的と言うか久々のシーズン途中の辞任だっただけにビックリした。



昨年から成績を見てみれば、なんら不思議な決断ではありませんが、やはり日本プロ野球もコリンズ監督の辞任劇から学ぶべきことが多少なりともあるかもしれません。


アメリカではGM(ジェネラルマネージャー)とフィールド・マネージャー(日本でいう監督)に分けられていて、GMは監督よりも上の立場にいるいわゆる編成の責任者と言えます。そのGMの上にいるオーナーが最高権限者で成績不振だとGMもクビになります。



だからこそ、GMは監督の成績不振でシーズン中にも関わらず平気で解任します。まぁ監督が成績を残せなければGM自らのクビもきられる訳ですからねぇ。



成績不振にフロントの出処進退がついてまわるアメリカ球界のフロントと、親会社からやってきた方々や雇用が比較的安定している日本球界のフロントではやはり決断の仕方も違いますよね!

 

コリンズ監督就任して2年目のシーズン、ココまで振り返っても常に低迷し続けていたのだから、よくここまで監督をクビにしなかったなぁとフロント側にも問いたくなってしまいます。


それにしても99年までアナハイム・エンジェルスの監督をしていたコリンズが、今日辞任を決断した試合の先発投手は大リーグ時代にコリンズが辞任をした(99年9月3日)頃からアナハイム・エンジェルスの投手陣として台頭してきたラモン・オルティス投手とはなんという因縁。



過去メジャーでも主力選手に延々とアドバイスすることから大物選手との関係悪化から球団によってはコリンズを敬遠する球団もあったことを考えると、大物の清原・カブレラ・ローズ・・・なんとも個性的な面々なだけに「情熱がなくなった」のかもしれませんね!



コリンズの後を継ぐ・大石大二郎監督代行(元近鉄バファローズ)。


清原あたりは大石と同時期に同リーグでプレーしていただけに監督の威厳といった点では少々心配な気もします。


もうひとつどうでもイイ話なのですが、コリンズ監督時代に私はアナハイム・エンゼルスの試合を見に行ったことがありました!


残念ながら見たかった長谷川滋利投手や対戦相手だったボストンレッドソックスノマー・ガルシアパーラは出場しませんでした!




もしオリックス監督いないようでしたら実績のない私にもやらせてほしい。


あの強力打線の指揮を執ってみたいものです!

 

ちなみに95年に中日ドラゴンズ高木守道監督がシーズン途中に休養(要は辞任)したので、監督代理となったのが徳武定祐コーチ。
なんと徳武監督代行はこの年のオールスターゲームに出場!
さらにさらに徳武監督代行もシーズン途中に成績不振で休養!
そこで監督代行代行となったのがお亡くなりになった島野育夫コーチでした。


私にとっては「監督代行の代行」というなんとも語呂のイイ単語はちょっとしたブームだったので印象に残っています。


あと印象に残っているのは石毛監督が03年シーズン20試合修了時点というシーズン開幕直後という異例の時期に解任されました。


後任監督がレオン・リーとの話になった時に、この話はシーズン前から出来てたのではないかと感じたほどの解任劇とレオン監督就任がスピーディーに進みました。


その年限りでオリックス監督を退いたレオン監督ですが、シーズン終了後の10月下旬に巡回コーチに就任(降格)し、翌1月に自らの処遇に対して納得がいかなかったらしくわずか2か月で退団。この報道を聞いた時に、「監督」という立場をエサにつれてきたのかなぁなんて改めて感じてしまったものです。


 そして解任された石毛監督は解任直後、行方不明との報道でしたが、そんな最中、知り合いと話していたら「この前、石毛サンと・・・」って話が出てきてビックリしたのでこの解任劇は忘れられない解任劇となっています。