今年1月にキューバに行った方に聞いたら、キューバの人々は今回のWBCにかなりの自信を持っていたという。
昨夏に行われた北京オリンピックでは、決勝戦で韓国に敗れ銀メダルだったが野球王国の意地を見せつけた。
日本の星野ジャパンは金メダルしか狙っていなかったはずが、メダルすら手が届かなかった。
正直、あれだけの投手陣を揃えてメダルに手が届かなかったのは残念で仕方ない。
今朝行われたWBC第2ラウンド2位決定戦のキューバ対日本。
この試合に勝ったチームが決勝ラウンド進出し、負けたチームが敗退というある意味では決勝戦よりも厳しい一戦だ。
15日にも同じカードで対戦した両チームだが、その試合でキューバの先発投手がチャップマンだったことを聞いた瞬間、キューバの勝利は厳しいと思っていた。
いくら球速があってもあれだけの荒れ球投手では日本の野球には通用しないと思ったのだ。
むしろ球速はなくても小さくまとまっている投手相手に日本は意外と点が取れない傾向にある。
今日の一戦は、その典型的な投手ともいえるユニエスキ・マヤだった。
3回まで両チーム無得点。4回表の日本の攻撃で二死2・3塁のチャンスにバッターは小笠原道大!
小笠原の打球はセンターへ。センター・セスペデスが落下点に入ったもののこの飛球を落球。
2死だったこともあり、2塁ランナーまで生還してしまい思いもよらぬ形で日本が2点先制。
この日の岩隈を考えれば2点もあれば十分だった。
野球王国キューバは国際大会で初めて決勝ラウンドまで進むことができずに敗退してしまった。