世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

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Despaine

WBCで実際に使用されたユニフォーム(実使用ユニフォーム)は、それほど多い枚数が存在する訳ではない。
大会終了後にMLB(WBC)のオークション・サイトで実使用ボールのみならず、ユニフォームやロッカーのネームプレート、ネクストバッターズサークルまで売られているのだから、そこから入手することが確実だろう。


今年からキューバ選手が多く来日したこともあり、キューバ選手の実使用アイテムといわれるものは日本のネットオークションなどに出品されるようになっている。


そこで今回は、キューバ野球グッズに詳しい人に偽物をつかまされない為の注意点をきいてみた。


まずWBC実使用ユニフォームを入手するうえで気をつけなければならないのは、WBCのユニフォームには【ホーム】と【ロード】の2種類だけでなく、【練習用】というものがあるということ。
【練習用】は試合前などの練習に使われるもので、試合では一切使用しない。


しかしこの【練習用】を実際に試合で使われたものだと思い、購入している方も少なくない。


基本的には、どの国のユニフォームも【背番号+背ネーム】が刺繍されていて、




【背番号】のみのユニフォームは練習用。




2009年までは素材もニット素材だったが、2013年大会はCool Baseの薄くて軽い素材に変わっている。



最後にサインに関してだが、サイン以外の記載(インスクリプション)がある場合は、ほとんどの場合が選手に頼んで書いてもらっているはずだ。
つまりWBCで実際に使われていないものにも【WBC】や【WORLD BASEBALL CLASSIC】などと書かれているものも目にする。
過去には日本戦の日付が書かれているものもあったが、試合用ではなかった。


またWBCの場合は、オーセンティック・ユニフォームを注文時に背ネーム・背番号を入れてもらうことができるので、本物により近い【オーセンティック・ユニフォーム】も存在するという。
選手のユニフォームはインチのタグがついているが、オーセンティック・ユニフォームにはサイズ表記(S・M・Lなど)だけでなくインチタグのついているものもあるそうだ。



今回、色々とお話を聞いた方も2008年頃にニセモノをつかまされた経験があるという。
ナショナル・チームのベースボールシャツに選手のサインが書かれていたというのだ。
しかしシャツ自体は本物だったが、サインはニセモノだったという。
現在でも返品せずニセモノの資料として保管してあるという。
サインの「A」の書き方が特徴的ですべて同一人物が書いたものと推測できるそうだ。
そして何もよりも驚くのは「Despaigne」のサインが「Despaine」になっていた。
キューバの選手ではマジェタという選手が「Malleta」と「Mayeta」と2つのサインをしているというが、「Despaine」は確実に偽物だ。




なかなか難しい世界だと感じさせられた。


≪記事≫
•2014-08-17 若林スポーツ杯優勝は世田谷区軟式野球連盟1部・東京リップス
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20140817
•2014-08-15 永沢富士雄から始まった日本野球と戦争
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20140815
•2014-08-12 日本伝来の野球 ブラジル野球・ベルギー野球
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20140812
•2014-08-08 トニー・フェルナンデス
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20140808
•2014-08-07 whiteberryの夏祭り 生歌で神宮花火300発ヤクルト戦ナイター
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20140807