東京オリンピック&パラリンピックが無事閉幕した。
色々と賛否はあっただろうが、私自身はオリパラを楽しませてもらった。
残念ながら無観客ということもあり、TV観戦となったが時差がないオリンピックはありがたかった。
さて熱狂は過ぎ去ったが、公式グッズの販売が苦戦する中、オリンピック関連グッズがフリマやオークションに登場し高値で取引されている。
私も面白いオリンピック・グッズをいくつかもっているが、その一つを紹介したいと思う。
このカード、今回のオリンピックで一番目立った人物のカード。
ぼったくり男爵と呼ばれたIOC会長 トーマス・バッハ氏だ。
2013年の総会で、当時のジャック・ロゲIOC会長の後任に選出され第9代IOC会長となった。
なぜバッハ会長のベースボールカード?という疑問を持たれるだろう。
このカード、ある意味でロビー活動の一環として作られたベースボールカードであると推測される。
このベースボールカードは、2008年にIBAF(国際野球連盟)によって作成されたものだ。
ラインナップは各国のIOC関係者がカード化され、ベースボールカードの文化と歴史を解説した冊子もの入っていた。
ちなみに日本からは、猪谷千春氏(元・IOC副会長で日本初の冬季オリンピックメダリスト)と、岡野俊一郎氏(元・日本サッカー協会会長で1990~2011年はIOC委員)の2名がカード化されている。
このカードが発行された2008年は北京オリンピックの開催年。このオリンピックを最後に野球が競技から外れることは決まっていた。そんな事情からこのようなベースボールカードを作成し、野球というスポーツ、そして野球文化に欠かすことができないベースボールカードについて広く知ってもらおうと考えたのではないだろうか?
ちなみに裏面には電話番号やメールアドレスまで書かれている。