イチローの野球殿堂入り式典は感動的なものだった。
アメリカの野球が大谷フィーバーに熱狂して、その熱狂の中で忘れてしまった【野球】を改めて感じさせられたものを感じさせられるスピーチだった。
その式典を前に他界したのがイチローと同じく今年野球殿堂入りを果たしたデーブ・パーカーだ。
2012年ごろからパーキンソン病闘病中だとは知らなかったが、長い闘病生活の末先月6月28日に旅立っていった。
過去にも野球殿堂入りしたものの式典を前に他界した野球人はいた。
特に有名なのが1995年に野球殿堂入りを果たしたニグロリーグの名投手レオン・デイだ。
なんとベテランズ委員会により野球殿堂入りを果たした6日後に心臓発作で他界したのだ。

ニグロリーグOB達でレオン・デイ・トリビュートゲームを開催した。

ニューアーク・イーグルス時代のチームメイトであるモンテ・アーヴィンは「レオン・デイがどれほど素晴らしい投手だったか、皆知らない。彼はボブ・ギブソンと同じかそれ以上に優れていた。守備も上手で、打撃も良く、鹿のようによく走った。サチェル(ペイジ)と対戦しても、サチェルに優位性はなかった。ドン・ニューカムが投げられると思うなら、デイを見てほしかった!私が今まで見た中で最高のオールラウンドなアスリートの一人だ。」と語っていた。