先日、ぶらりと福島駅まで行ってきた。東京から仙台まで行く人は多いだろうが用事がなければ途中下車する人はないだろう。
一昨年は新白河、昨年は郡山、そして今年は福島駅で下車して散歩をし始めた。
今回の旅、福島駅を下車して思った感想は「失敗した」ということだった。
自分が福島駅を下車したのは20年以上前だ。その頃の記憶もほとんどなかった為、こんなにたくさんの人がいてたくさんのお店がある繁華街だとは思わなかった。
さて普通のチェーン店の店を転々としてもわざわざ福島駅まで来た意味がない。
そこで近辺のバッティングセンターを探してみることにした。まず駅近辺にラウンドワンがあるらしいのだが、ここに行っても何も感動を得ないだろう。
そこで数キロ離れたところにある「福島バッティングセンター」というところを今回の旅のメインにして散歩がスタートした。
まず駅から13号線まで出て、そのまま13号線を北上していくとその近辺にあることが地図を見てわかった。目印は東北新幹線の線路が13号線を横切るあたりであることだけを頭に入れてひたすら歩いた。
夕刻なだけあり中高生が自転車で大量に走っている地方ならではの風景がここにもあった。
13号線を北上して20分、今回の旅、予想だにしない難関が目の前にやってきたのだ。なんと目の前には山が現れ、自動車はトンネルへと吸い込まれているではないか。もちろん歩道はない。
この山を越えなければ、山の向こう側にあるバッティングセンターには行けないのだろうか?
と思って山に近づいていくと、山にぶつかり歩道がなくなったところに歩行者用トンネルの入口があった。
信夫山歩道トンネル・・・救われた・・・と思ったのだが、試練は続く。なんとこの歩行者用トンネル全長760キロあるのだ。
歩けど歩けどトンネルの出口は見えない。歩く私の横を学生たちの自転車は通り過ぎてゆく。
ようやくトンネルを抜けるとそこにはトンネル以前にあったような13号線の風景が続く。心なしかトンネルを抜けた先にある店舗の方が駐車場などの店舗の敷地が広くなったように感じる。これはバッティングセンターが近づいてきているということなのだろうか?
トンネルを抜けて歩くこと数分、行く先に新幹線の線路らしきものが見えた。そこまで行けばバッティングセンターへの手掛かりが得られることだろう
。
さて線路の下について周りを見回すと、そこにはバッティングセンターらしきネットで囲まれた建物があるではないか!
あわてて13号線から小道に入りそのネットに向かうが、これが大きな間違いだった。バッティングセンターを発見することはできたのだが、入口は反対側のよう。住宅街をまわり5分ほど遠回りをしてネットのある建物に向かうと、再び13号線に戻された。
東北新幹線の高架下のところで右折しなければ、1分もしないでバッティングセンターの入口にたどり着けたのに。。。
さてバッティングセンターに行くと【メダル】が必要なようだ。メダルはバッティングセンターの横にあるお店で買える。
3枚以上(?)買うと安くなってお得だ!ちなみに1打席は20球200円(もしくはメダル1枚)。
最高速のゲージで打つことにした。するといきなり1球目の球筋を見て驚いた。
「絶対に表示されている球速より速い!」
野球好きにとってはこんなにうれしいことはない。とあるサイトの情報によるとこのゲージの球速は146kmだったらしい。
ちなみに店内にはこんな張り紙がしてあった。
やはりどこのバッティングセンターでもコーチしたがる人がいるのだろう(特に近年増えた)。たしかにコーチしてくれる方をありがたいと思う人もいれば、そうでない人もいる訳だからやはり難しい問題だ。コーチする人が凄いバッティングを見せれば、説得力もあるのだが十中八九はそうではないから余計に。。。
さてストラックアウトだが難易度は高くはない上に2枚抜きがあるから非常に楽しめる。
個人的な感想としてはシンプルなバッティングセンターだが、そこが非常に魅力のバッティングセンターだった。
【新幹線に向かって打て!】
そんなところに新幹線が通過するのでそれがまたイイ。
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≪リンク集≫
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