23年連続安打
なんと横浜DeNAベイスターズの番長・三浦大輔投手が史上5位タイ・投手としては史上初の23年連続安打を放った。
新垣渚投手から放った打球は自身が持つ22年連続安打という投手記録を塗り替える一打となった。
ちなみに2位は通算320勝の小山正明投手。阪神タイガースのイメージが強い小山だが、最終年となった21年目のシーズンは横浜DeNAベイスターズの前身・大洋ホエールズに所属していた。
もちろん打撃記録だけではない。番長は前回の登板で23年連続勝利記録を達成しているのだ。
これはプロ野球最長タイ記録であり、来シーズン勝利投手となることができれば新記録となる。
試合前からブルペンの真横で番長の投球練習を見ていたが、はっきり言ってお世辞にも速いとはいえない球を投げ込んでいた。
これで抑えられるのだろうか?というのが正直な感想だったが試合が始まってみてその老練な投球を目の当たりにした。
決して速くはないが絶妙に動くボール、そして縦横のコースをつくだけでなく、それに加えて打者の意表をつく緩急を使った投球。
点差を考えると完封するのか?それとも絶対的守護神・山崎康晃投手に託すのか?
最終回は守護神・山崎に託し、ヤクルト打線を三者凡退に抑えゲームセット。
番長の好投に筒香の二打席連続ホームランもあり2対0で横浜DeNAベイスターズが東京ヤクルトスワローズを下した。
ハマの番長は東京ヤクルト打線を翻弄し8回4安打無失点100球で今季2勝目を挙げた。
試合後のヒーローインタビューで2年ぶりの完封勝利まであと1イニングだったことについて聞かれると、
と語った。
これで通算168勝(175敗)、長らく低迷していた横浜ベイスターズでの通算168勝は200勝に匹敵する。
200勝まであと32勝と近年の数字だけ見れば厳しいが、今年のような横浜快進撃が続けば3年程で達成できる数字だ。
弱小チームゆえに記録以上に記憶に残る投手・それがハマの番長なのだ。
そこで横浜DeNAベイスターズには他球団を先駆け、球団殿堂入り制度を設立してほしい。
今年の交流戦でも伝説のOBと写真撮影ができる権利つきチケットを販売しているが、【伝説のOB】を是非【球団殿堂入り】と表現できるようにして欲しい。同チケットで今年登場するカルロス・ポンセのような外国人選手にもどんどん殿堂入りして欲しい。
長らく低迷してきた球団なだけに成績だけでは本家の野球殿堂入りが難しい選手もいるだろう。しかし球団には彼らの功績を称えて欲しい。他の球団ではなく、このような制度はやはり横浜DeNAベイスターズにこそやって欲しい。
その年に殿堂入り選手たちの表彰式や過去の殿堂選手を招いたファンサービス(サイン会や写真撮影・野球教室など)を行う企画を殿堂WEEK(毎試合違う球団殿堂入り選手が来場)のようなものがあったらおもしろい。
プロ野球のファンクラブのサイン会は女性や子供に特化しすぎていると感じるが、そのような殿堂選手のサイン会イベントには【50歳以上限定】など、その選手たちを応援していた世代の人達限定で行って欲しいものだ。(女性や子供も大事だがシニア世代や働き世代(男)ももっともっと企画を増やしていって欲しいと個人的には思う。)