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ケン・グリフィー・ジュニアがMLB野球殿堂入り!得票率は99.3%

本日7日(アメリカ時間6日)、アメリカ野球殿堂は2016年の野球殿堂入り選手を発表された。

当選確実視されていたケン・グリフィー・ジュニアが得票率99.3%の過去最高得票437票を集めで野球殿堂入りを決めた。
またロスアンジェルス・ドジャースなどで活躍した捕手マイク・ピアッツァ氏も得票率83%も資格2年目で野球殿堂入りを勝ち取った。
グリフィー同様、殿堂入り確実視されていたトレーバー・ホフマンは67.3%で今回は選出されなかった。
(メジャーリーグの野球殿堂入りは全米野球記者協会在籍10年以上の記者投票で得票率75パーセント以上の得票で選出される。)


それにしてもジュニアが殿堂入り(引退→5年以降経て殿堂入り)に個人的には時間の経過の早さを感じさせられる。


1990年代は間違いなくケン・グリフィー・ジュニアの年代だった。


90年代も終わろうとしていた1999年の夏のフェンウェイパークで発表されたオール・センチュリー・チームに最年少で選出された時、誰しもがグリフィーがハンク・アーロンの755本塁打を更新すると思ったことだろう。もちろんその期待をこめての選出であったのだろうと思う。
翌年シンシナティ・レッズへ移籍してからはケガが続き不本意なものだったが、もしグリフィー程の選手でなければそこまでは言われなかったかもしれない。

通算安打数2781安打はジュニアだということを考えれば物足りなさすぎる。
通算本塁打630本塁打はジュニアだということを考えれば信じられない少なさだ。


そんな次元だったスーパースターだ。
もちろん【ジュニア】としては物足りないだけで野球殿堂入りするには十分すぎるほどの現役生活であったことは間違いない。
打撃ばかりに目がいくが90年代は10年連続でゴールデングラブ賞も獲得している。守備でもアグレッシブなプレーはファンを魅了したが時にはヒヤリとさせるほどのアグレッシブさをみせることもあった。(それでケガしたことも少なくなかった)


様々な名場面はあるだろうが私個人がグリフィーの現役生活で最も印象に残っている出来事は1993年の8試合連続ホームランだ。
23歳の若者が通算100本塁打を達成しキャリア初の40本越えとなる45本塁打を放った。
あの頃はテキサス・レンジャースにフアン・ゴンザレスがいてケガさえなければだいたいゴンザレスは40本台後半を放っていた。1993年はフアン・ゴンザレスに1本差でジュニアがホームラン王を逃したのを昨日のことのようによく覚えている。


ストライキのあった1994年は初の本塁打王を獲得したがなんとなく主役はマット・ウィリアムスにもっていかれていたと思うし(ロジャー・マリスのシーズン61本塁打を更新するペースでホームランを量産していた)、1998年もマーク・マグワイアとサミー・ソーサにグリフィーが更新すると思われていたシーズン本塁打記録を更新されてしまった。
ハンク・アーロンの保持していた通算本塁打記録もバリー・ボンズに更新され、最年少通算本塁打記録もその後グリフィーからアレックス・ロドリゲスの代名詞となってしまった。


しかし、90年代(特に前半)のメジャーリーグ世代にとっては誰がなんと言おうとスーパースターといえばケン・グリフィー・ジュニアだ。
それは今でも変わらない。青春時代の永遠のアイドルのようなものなのかもしれない。



そのアイドルが今日【伝説】になってしまった。



P.S.
このブログでもチョコチョコ話題にしているが、これまで全米ドラフト1位指名を受けた選手は未だかつて誰一人として野球殿堂入りを果たしていなかった。しかしケン・グリフィーJrが殿堂入りが確実視したことによりメジャーリーグ・ファンのうんちくの一つがまた一つ消えてしまった。


そして毎年殿堂入りと共に話題となる薬物使用者の得票率だが結果的にはロジャー・クレメンス投手もバリー・ボンズ外野手も選出ならず。
しかしバリー・ボンズは自身最高の44.3%を獲得。ロジャー・クレメンスに関してはボンズを超える45.2%。
マーク・マグワイアは12.3%だったが資格取得から10年目となる今回の投票までに75%をこえる得票率を獲得することができなかったので今回をもって資格喪失という事態となってしまった。98年にマグワイアとホームランレースを演じたサミー・ソーサも今回の投票で得票率7.0%と資格喪失する得票率5%以下スレスレと厳しい状況がつづく。


薬物使用をしたからと言って彼らのような驚異的な数字を残せるわけではなく、薬物とは関係なく並外れた技術力があることも事実であり、一概に薬物使用者だからと殿堂入りできないのはいかがなものかという声があり、徐々に状況は変わりつつあることを感じさせられる結果となった。



メジャーリーグ(MLB)野球殿堂入り投票結果
Ken Griffey Jr. 437票 (99.3%)
Mike Piazza 365票 (83.0%)
Jeff Bagwell   315票 (71.6%)
Tim Raines 307票 (69.8%)
Trevor Hoffman 296票 (67.3%)
Curt Schilling 230票 (52.3%)
Roger Clemens 199票 (45.2%)
Barry Bonds   195票 (44.3%)
Edgar Martinez 191票 (43.4%)
Mike Mussina 189票 (43.0%)
Alan Trammell 180票 (40.9%)
Lee Smith    150票 (34.1%)
Fred McGriff 92票 (20.9%)
Jeff Kent 73票 (16.6%)
Larry Walker 68票 (15.5%)
Mark McGwire 54票 (12.3%)
Gary Sheffield 51票 (11.6%)
Billy Wagner 46票 (10.5%)
Sammy Sosa 31票 (7.0%)
Jim Edmonds 11票 (2.5%)
Nomar Garciaparra 8票 (1.8%)
Mike Sweeney 3票 (0.7%)
David Eckstein 2票 (0.5%)
Jason Kendall 2票 (0.5%)
Garret Anderson 1票 (0.2%)
Brad Ausmus 0票 (0.0%)
Luis Castillo   0票 (0.0%)
Troy Glaus     0票 (0.0%)
Mark Gruzielanek 0票 (0.0%)
Mike Hampton    0票 (0.0%)
Mike Lowell    0票 (0.0%)
Randy Winn     0票 (0.0%)


•2015-01-07 ランディ&ペドロ&スモルツ&ビジオが野球殿堂入り
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20150107
•2013-08-09 全米ドラフト1位
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20130809
・2009-02-20 ケン・グリフィーJRがシアトルへ帰ってきた
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20090220
・2007-11-27 The KID!来年どうする!?
http://d.hatena.ne.jp/losgitanos/20071127






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