寝耳に水のニュースだ。
茨城アストロプラネッツのジョニー・セリス監督が退任するというのだ。
弱小チームだった茨城をポジティブにしたのは間違いなくジョニー監督だ。
ダリエル・アルバレスやセサル・バルガスやラモン・カブレラが異国の地で力を発揮して、そのうち二人がNPBまで辿り着けたのはベネズエラ出身でアメリカでもプレーしこの国で10年も滞在しているジョニー監督なくしてあり得なかった。
これまでも多くの野球選手が極東の島国の風習への順応に苦しみ思うような力を発揮出来ず去っていったが、ジョニー監督は彼らが何をするべきかすべてを理解している。
それにしても今年の茨城の試合はとにかく明るく楽しかった。
来年も茨城行くのを楽しみにしていただけにジョニー監督の退任は残念で仕方ない。
みんな監督のことが大好きだった。
前にも書いたが今年の野球界全体でみても最優秀監督はジョニー監督だと自分は思っている。
勝つことも大事だが、独立リーグは選手の夢へのハシゴである。
夢を叶える場所であり、同時に夢を諦める場所でもある。
ジョニー監督のもと何人もの選手が茨城を巣立ち次のステージへと旅立っていった。
NPBのファームにジョニー監督みたいな監督がやってくれば日本の野球界は変革するだろう。
まずはジョニー監督に、お疲れさまという言葉と、数えきれない程の「ありがとう」を伝えたい。