今年一番足を運んだプロ野球チームは茨城かもしれない。
ダリエル・アルバレスが来日した縁が大きい。
その茨城の監督はジョニー・セリスというベネズエラ出身の監督だ。
2012年に日本の独立リーグに来て以来、2019年までずっと日本の独立リーグ一筋でやってきたまさにブラックサムライだ。
実は話をしたのは今年が初めてだが、2015年に金沢球場へ初めて独立リーグの試合を見に行った時に現役時代のジョニー監督は出場していた。
それを鮮明に覚えている。
登録名はジョニーだった。
当時はタフィ・ローズやフリオ・フランコが独立リーグにいたが、ジョニー選手は負けないくらい素晴らしい選手で独立リーグ屈指の名選手だった。
何度か球場でプレーを見たがなんとしてでも出塁しようというそんなイメージの選手だった。
とにかくカッコいい選手だった印象だ。
2019年を最後に現役引退。
このユニフォームは引退した年の群馬ダイヤモンドペガサスのユニフォーム。
独立リーグではシーズン終了後、使用したユニフォームを販売するチームが多い。
今年のジョニー監督と縁があり何かサインを頼むものを探していたところ2週間くらい前に売り出されたので買い、先日このユニフォームとアメリカ独立リーグ時代のカードに無事サインしてもらった。
ダリエル・アルバレス(福岡ソフトバンクホークス入団)やセサル・バルガス(オリックス・バファローズ入団)やラモン・カブレラが日本でその実力を発揮できたのは、間違いなくジョニー監督の存在が大きい。
環境が整わないと異国の地で結果を出すのは難しい。
ジョニー監督がいたからこそ、彼らは存分にプレーできたのだろう。
同時に我々ファンもジョニー監督から元気をもらい、茨城を応援したくなってしまう。
ダリエル・アルバレスやセサル・バルガス、濱矢(元DeNA)らが上位リーグへと巣立っていくと当然チーム力は低下する。
もし全員揃っていれば上位争いしていただろう。
しかし勝利することと同じように上位リーグへと送り出すことは球団経営に寄与する。
シーズン中に独立リーグからNPBに2人も支配下登録されるのは優勝に勝るとも劣らない快挙だ。
今年の自分の中での最優秀監督は間違いなくジョニー監督だ。
今年もまもなくシーズンが終わるが、私の中で今年、監督といえばジョニー監督しかいない。
来週は独立リーグ史上初のオールスター。
ジョニー監督もコーチとして出場する。
ラモン・カブレラとともに出場するジョニー・セリス監督も応援したい!