世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

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ヒール

テレビ見ています。
それもHDに録り溜めしておいた分。


先週からNHK教育で毎週火曜日の知るを楽しむ「こだわり人物伝」で悪役プロレスラーを1カ月にわたって特集しています。


先週は日系のグレート東郷、今週は銀髪鬼フレッド・ブラッシー、そして来週は歩く人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアントです。

ヒール(悪役)レスラーっていうのは、どなたとお話をしても、凄い奥の深い方が多かった。


どうしても観客席から見ていたヒール・レスラーのイメージがあったので、とにかく恐ろしかった!w

特に道場のスタッフミーティングで集合30分前に着いたボクが扉を開けて目の前にいたのが魔界倶楽部だった柳澤選手でした。

 魔界倶楽部といえば極悪ヒール。ボクはいきなり蹴られたり、絡まれたりするんじゃないかとちょっぴり怖がっていたのですがそんなことは全くありませんでした。

 他にも多くのヒール・レスラーの方と接してきましたが、ヒール・レスラーには人格的に素晴らしい方が多かったのです。

プロレスではありませんが無責任男を演じている植木等がプライベートでは超常識人であり、だからこそ正反対の無責任男を面白おかしくに演じられたのとなんだか似ているように感じます。

 
確かに誰もが「正義のヒーロー」にあこがれるものです。


しかし、残念ながら全員が「正義のヒーロー」であったら、ヒーローはただの一般人なのです。


「ヒール」がいるから、「ベビーフェイス」がより輝く。

 その「ヒール」を徹底的に演じていくには「ベビー・フェイス」の気持ちを無視しては成り立ちません。

ビーフェイスと比べても、広い視野を持っていなければ「ヒール」になることはできないのです。

 

 どんな組織でもそうですが、「正義のヒーロー」にあこがれるヤツは基本的に他人を押しのけてでも「イメージのいい自分」を表現しようとします。


ヒールの話とはちょっと脱線しますが、必要とされなていないのに「正義のヒーロー」になろうとするようなヤツがドコの組織にもいますが、そういうヤツほど自分のことも自分で出来ないのに他人に「自分の価値観の中でのイイこと」をしようとします。「自分の価値観の中でのイイこと」って自分にとってもメリットのあることが多いのです。
 

話はヒールの話に戻りますが、「ヒール」を演じる人はあらゆる人の考えを持っていなければ成り立ちません。


それに対して「正義のヒーロー」的な存在は、普通の組織であれば自然発生的に生まれてくるものなのです。それを演じようとする人間は残念ながら「正義のヒーロー」になることはできないではないでしょうか!


「正義のヒーロー」は普段の生活からその資質が問われますが、「ヒール」はさらにその先に行くものだと思います。

 
あと2週、ヒール・レスラーについてやりますので是非皆さんもヒールの奥深さを見てみてください!

ちなみにヒールはただ悪いことをするのではなく、周りを盛り上げることを第一にしていることをお忘れなく。



力道山最後の弟子はヒール・レスラーだ!