世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ!

世界大学野球選手権 日本対キューバ アメリカ対チャイニーズタイペイ

昨日に引き続き世界大学野球選手権を観戦しに神宮球場にきた。



今日の対戦カードは日本対キューバ


ハンカチ旋風でこの数年の大学野球は近年にないほど注目を集めてきたが、そのハンカチ世代がどのように強豪・キューバに挑んでいくかは注目だ。
対するキューバも先週、社会人野球の王者・Honda戦を6対5、中央大学戦を12対3、そして昨日の韓国戦を18対0(5回コールド)と猛打が炸裂している。
WBC組のデスパイネがいまいち調子にのりきれていないようにも感じるが、他はみんな絶好調だ。
同じくWBC組のセスペデスは絶好調だ。Honda戦では2本塁打、昨日の韓国戦でも満塁本塁打を含む2本塁打
さすが2009年のWBCベストナインなだけある。


投手王国・日本代表の先発はプロ注目の左腕・藤岡貴裕投手(東洋大学)。

初回からキューバ打線が藤岡に襲い掛かる。
いきなりオリベラに本塁打を打たれると、5番セスペデスには高く上がりすぎてボールを見失うほどの特大ホームランを浴びキューバが3点先制。


2回裏の日本の鈴木大地(東洋大学)の3ラン本塁打などで4点を奪い逆転。
しかし逆転したのもつかの間、絶好調セスペデスが同点タイムリー2塁打。
キューバは5回にも3点、6回に2点を追加し、6回終了時に10対4と日本を突き放した。

7回から日本のマウンドには原辰徳監督(読売ジャイアンツ)の甥で来年のドラフト最注目候補・3年生の菅野智之投手(東海大学)がマウンドへ。
7回はディアスにソロ本塁打を打たれるが、この日一番の見せ場は8回1死からのデスパイネの打席だった。デスパイネへの5球目に自己最速の157キロを記録。そしてWBC組のデスパイネから三振を奪った。


キューバも若き大砲・アブレウが今度は菅野の渾身のストレートを逆方向のライトスタンドへ叩き込んだ。
なんとも驚異的なパワーだと驚かされるが、それ以上に驚かされたのがこのホームラン、バットを折りながら逆方向に叩き込んだということだ。

最終回に日本も3点を返すが12対7でキューバが勝利した。


C 301032120 12
J 040000003 7



12時にプレイボールしたこの試合、試合終了は16時と試合時間4時間と非常に長い試合だった。



そういえば試合中に主 審が熱中症で倒れるというアクシデントがあり、15分前後試合が中断。
その後、三審制でやるっていう珍しい展開に。三審制になった直後に主審が左打者のハーフスイングを塁審にジャッジを求めたところ、ショートのあたりにいる塁審がハーフスイングのジャッジするという珍しい光景を見た。もちろん観客は盛り上がっていた。


試合後は、そのまま神宮球場に残りアメリカ対チャイニーズタイペイの試合を観戦。
アメリカ代表の先発投手ゲリット・コールは高校卒業時にニューヨーク・ヤンキースからドラフト1位指名を受けるも拒否し大学進学。一緒に観戦したアメリカ代表に詳しい方いわく、来年の全米ドラフト1位間違いないだろうという話だ。それだけでなく今日プレーしている選手の中から何人もメジャーリーグのドラフト1位が誕生するだろうとおっしゃっていた。

そんなスター軍団アメリカ代表にチャイニーズタイペイ代表が取られては取り返すとシーソーゲームを展開。
4対5でアメリカリードで迎えた9回表のチャイニーズタイペイは2点を奪い土壇場で逆転、あと3アウトとれば大金星というところだったが、9回裏にアメリカはライトの同点本塁打で延長戦に持ち込む。延長戦はタイブレーク方式だが10回は両チームとも1点ずつ得点し、延長11回へ。

延長11回表のチャイニーズタイペイは一点も得点できず、その裏アメリカがニックラミレスのサヨナラヒットで勝利。


CT 10100020210  7
US 02000030111x 8


第1試合も第2試合も非常に長く、午前10時に神宮球場に入り午後10時の試合終了までずっと観戦していた。

今大会では各国の応援とか盛り上げるス タ イ ルを見れて面白い。
チャイニーズタイペイは国旗を持ってスタンドを走り回ったり、キューバはベンチの中でペットボトル2本使ってリズムを打って、盛り上がったり、日本は学生野球っぽく声出す。


そういえば2試合目の途中からリナレスとかキューバコーチ陣が戻ってきてバックネット裏で観戦していた。
リナレスはスタンドで普通に観戦してたんですが、そのすぐ横にはメジャーリーグのスカウトがウジャウジャいる。
15年前には絶対にありえない光景だ。
それにしても・・・リナレスいるのに気づいてなかった。