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世界大学野球選手権 決勝戦 キューバ対アメリカ 韓国対日本

2週間にわたって開催されてきた世界大学野球選手権も本日が最終日。


デーゲームで行われた3位決定戦は日本対韓国は9対0で日本が勝利し銅メダル。

K 000000000 0
J 21060000X 9
試合開始 12:02 試合終了 15:13 観衆 3500人


さていよいよナイターで決勝戦が行われる。


アメリカの先発投手はエース・ゲリット・コール。対するキューバの先発投手は秘密兵器とも言われていたエース・ミゲル・ゴンザレス。
これ以上ない最高の決勝戦になりそうだ。


試合前に世界野球連盟第三副会長のカストロ副会長の始球式、打席には王貞治ソフトバンクホークス会長が立った。



さぁ試合開始。

試合開始から手に汗握る白熱した投手戦が続く。



1回・・2回・・3回・・4回・・5回・・6回・・7回・・と両投手が素晴らしいピッチングを続け0行進。
その均衡も8回表に崩れた。アメリカのマジーの今大会初本塁打で貴重な1点を先制した。


8回をホームランの1点に抑えたゴンザレスをベンチ全員が迎え入れる。

キューバに残されたイニングは2回。アメリカがこのまま優勝か、と思われた8回裏に調子が上がってきたキューバの主砲・デスパイネが同点のホームラン。


同点で最終回の9回に突入。アメリカは9回表は2安打を放つも無得点で9回裏キューバの攻撃。
まずは先頭のモレホンが2塁打、ボロトの出塁し、1番打者マルティン敬遠で満塁策。
この場面でアメリカはファーストのニック・ラミレスを登板にする采配。
サウスポーの低速という変則スタイルで切り抜ける作戦だろう。
キューバの打者はセルセ。なんとアメリカの術中にはまったのかセルセはホーム併殺で2アウト2・3塁に。
続くオリベラも倒れ、勝利目前までいったが結局無得点。


タイブレークの延長戦に突入。
タイブレークは草野球と同じような感じで無死1・2塁でスタート。
10回表のアメリカの攻撃は併殺崩れの間に1点、さらにファースト強襲ヒットで1点、計2点。

キューバはランナー2人を返してもまだ同点という絶体絶命のピンチで10回裏の攻撃へ。
しかし打順はデスパイネ→セスペデス→アブレウという絶好の打順。
一発が出れば逆転サヨナラ、この3人なら望みはある。


と思った瞬間、先頭のデスパイネがいきなりレフトスタンドへ逆転サヨナラ優勝決定3ランホームラン。






キューバが8年ぶり2度目、しかもアメリカの4連覇を阻む劇的な優勝となった。





最後はアメリカと握手


USA 0000000102  3
CUB 0000000103X 4
試合開始 17:59 試合終了 21:16 観衆 4000人


そしていよいよ閉幕式 & 表彰式!!



最優秀選手賞はアルフレド・デスパイネ(キューバ)

首位打者:ホセダリエル・アブレウ(キューバ)
本塁打王:アブレウ・セスペデス・デスパイネ(キューバ)
打点王 :セスペデス
最高勝率&最多勝:ペ ド ロ ソ
最多得点:マ ル テ ィ ン


ベストナイン
先発投手:ミゲル・ゴンザレス(キューバ)
救援投手:大石達也(日本)
捕  手:フランク・モレホン(キューバ)
一 塁 手:ホセダリエル・アブレウ(キューバ)
二 塁 手:チャド・マーシャル(カナダ)
三 塁 手:陳偉志(チャイニーズタイペイ)
遊 撃 手:ヨルビス・ボロト(キューバ)
外 野 手:ヨエニス・セスペデス(キューバ)
外 野 手:ミッキー・マートック(アメリカ)
外 野 手:伊志嶺翔太(日本)
指名打者:ライアン・ライト(アメリカ)


以上で第5回世界大学野球選手権は閉幕した。
次回大会は2012年、台湾の桃園で行われる。