実はここ数年、毎年冬の楽しみはプロ野球マスターズリーグです。
今年はBSでの放送も増えて、会場になかなか足を運べなくても自宅でマスターズリーグを楽しんでいます!
開幕戦となった名古屋80D’ersと札幌アンビシャスの対決となりましたが、名古屋の監督はなんと82歳の杉下茂監督。
70代を超えている選手・監督・コーチもいることもあり、マスターズリーグを見ていると60歳からがベテラン選手(←あくまで選手)、45歳〜59歳が中堅どころで、44歳以下は若い!そんな感じで見ています。
実際にはプロ野球を既に現役引退していながらも、マスターズリーグではまだまだ若手なのです!
今シーズン、東京ドーム初戦となった東京ドリームスと大阪ロマンズの対決では、東京ドリームスの先発は江夏豊、大阪ロマンズの先発は山田久志と往年の野球ファンにとってはたまらない対決!
江夏といきなり対決するのは世界の盗塁王福本豊(捕手は今季西武ライオンズ監督だった伊東勤)。
江夏はピッチャーライナーをグラブに当てるもののショートゴロに打ち取り、打者一人で降板!
解説の佐々木信也に、「お腹が邪魔をしている」なんて言われるくらい実況・解説も和やかな雰囲気のマスターズリーグ。
一方の山田久志もいきなり屋鋪要から三振を奪うものの、元阪神の中野佐資にヒットを打たれると続く本西には2−3から外角のボール球をライト前へ運ばれ、タイムリーヒット!
ベンチ裏で「ボール球で打ち取る技」が持ち味の山田久志は、「ボール球をヒットされたら・・・」なんて笑いながらインタビューを受けていました。
注目の若手新人選手(笑)・伊東勤選手も第1打席は三振、第2打席はあわやホームランかというレフトフライ!
なんといっても試合中のパフォーマンスで盛り上げたのが、元近鉄バファローズ佐野投手!
いきなりピッカリ投法で会場を盛り上げると、ボークギリギリ(!?w)の新必殺技「ピッカリ牽制」で再び会場を盛り上げました。
とにかく足がもつれていても、身体が回らなくても、全力でプレーする姿がファンにとってはたまらない!
ところどころで盛り上がったこの試合も結果は東京ドリームスが7投手の継投で大阪ロマンズを完封勝利!
内容も素晴らしかったけれど、試合の雰囲気は今のプロ野球に欠けているものがあったように感じます。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」
プロ野球復興のカギは、歴史の生き証人が揃うマスターズリーグにあるのでは!?
プロ野球選手・関係者だけでなくファンにとってもそうだと思う。