世田谷草野球ロスヒターノス・ブログ

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福岡ソフトバンクホークスがダリエル・アルバレス獲得へ、セサル・バルガスは東京オリンピックのメキシコ代表入り!

本ブログ6月26日の投稿で、「NPBトレード期限延長!コロナ禍の独断と偏見で現実的な外国人補強を考えてみる!」と題し、3選手について取り上げた。

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その後、2選手には大きな動きが起きている。

まず、茨城アストロプラネッツのセサル・バルガス投手。
今月1日、東京オリンピックの野球メキシコ代表メンバーが発表されバルガスも選出された。
侍ジャパンの強化試合でメキシコ代表で来日したことはあったが、主要国際大会では初選出だろう。
同時にメキシカンリーグのサルタネス・デ・モンテレイ(Sultanes de Monterrey)への復帰も決まった。
それにより7月7日に茨城アストロプラネッツを退団しメキシコへ帰国した。
とはいえまもなく開幕する東京オリンピックで来日するので、バルガスの活躍をすぐに見ることができるだろう。


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そして同じく茨城アストロプラネッツに所属のダリエル・アルバレス。
昨日の報道によると、「福岡ソフトバンクホークス、アルバレス獲得へ」というニュースがリリースされていた。

たしかにBCリーグの今季成績だけ見れば、少々物足りなく感じるかもしれないが、キャンプも自主キャンプでさらに2週間の隔離期間があり、隔離期間終了後すぐのデビューだったこともあり、5月中の彼のプレーを見る限りでは「こんなもんなのか?」と思ってしまったほどだ。
しかし、デビューから2~3週間過ぎたあたりから本領発揮し、5月23日に初本塁打が飛び出すと6月27日までに7本の本塁打を放っている。その相手も元・ヤクルトスワローズの由規投手や、西武ライオンズから派遣されている大窪士夢投手からと申し分ない。(ともに埼玉武蔵ヒートベアーズ)

月別で見てみると、
5月が12試合に出場し打率.229 2本塁打だったのに対し、
6月は10試合に出場し打率.400 4二塁打 4本塁打 10打点 OPS1.244だった。

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最後になるが、現在メキシカンリーグでプレーするヘンリー・ウルティアについて。
残念ながら現在のところアジアでのプレーを
現在サラペロス・デ・サルティージョでプレーするウルティア。
MLBボルティモア・オリオールズでプレーし2013年のマイナーリーグのオールスターゲーム「フューチャーズゲーム」の世界選抜にも選出された経歴をもつ。2013年にメジャーリーグ・デビューを果たし、期待された2014年はスポーツヘルニアになった影響もあり、メジャーリーグではプレーできなかった。2015年8月12日にオリオールズが岩隈久志投手(シアトルマリナーズ)にノーヒットノーランを食らうと、その直後にメジャーリーグに昇格した。
その直後の試合でメジャーリーグ初ホームランとなるサヨナラホームランを放った。
その後、マイナーリーグやベネズエラ、メキシカンリーグで転戦してきたが、この時の同僚が同じキューバ出身のダリエル・アルバレスだった。メキシカンリーグ時代は、キューバンパワーとして2人ともリーグを代表する打者へと成長していった。

2019年オフに福岡ソフトバンクホークスがウルティアを獲得する報道がなされたが、実現はしなかった。
しかし補強する候補としては、非常にいい選手だと私自身も思う。
特に逆方向への打球は天性のものと言わざるをえない。194cmのヘンリー・ウルティアの父エルミデリオは167cmと身長は高くはなかったが、特大のホームランを打つパワーを持ち合わせえていた。日本の社会人野球でプレーした伝説的な選手だったが、ヘンリーも負けてはいない。

今季(2021年7月12日現在)、44試合に出場し、打率.414 11本塁打 47打点 OPS1.134と勢いは開幕からとまらない。


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補強期限も延長されているが、隔離期間を考えるとこれから海外リーグでプレーする選手を獲得するのはいろいろと難題も多い。


来季はどうなるのかわからないが、メジャーリーグでなくても世界中にはまだまだ素晴らしい選手がたくさんいる。


そんな選手たちをぜひとも日本のプロ野球で見たいものだ。