落合監督に【アッパレ!!】
勝負の世界!
しかも日本シリーズという頂上決戦で、山井投手が8回終了まで完全試合!
どうやら血マメがつぶれたということで、9回中日のマウンドには守護神・岩瀬があがる!
岩瀬は三人で抑え中日ドラゴンズは見事日本一の栄冠を勝ち得た。
賛否両論は、山井投手の続投か?交代か?
投手という人種を考えれば、過信した人間が多いのが投手の特徴。
多少ダメでも投手は、自信過剰気味な気持ちしかもたない人が多い。
だからこそ監督が投手を交代させるタイミングは難しいのだ。
昨年のヒルマン監督が金村を降板させて揉めたのもこの類の問題だ。
まず私が思うにこの問題、リリーフが日本一の左腕投手(←勝手に思っている!)・岩瀬だったから、問題も小さくなっている。
もし岩瀬でなければ、もっと問題は大きくなるはず!
そして、もうひとつ絶対に忘れてはいけないのは、中日ドラゴンズは何度この日本シリーズで涙を飲んだかということだ!
短期決戦の日本シリーズでは「1球」がシリーズ自体の結果を左右する!
その典型的な例が、2003年10月に行われたシカゴ・カブスvsフロリダ・マーリンズのリーグ・チャンピオンシップ。
カブスが3勝2敗で大手をかけた第6戦、7回が終了して3−0で8回表に突入する。あと2イニング抑えれば58年ぶりのリーグ優勝。
誰もがリーグ優勝を確信しただろう。そして8回表に事件はおきた。
8回表1死2塁、マーリンズのカスティーヨの打球はレフト線をきって観客席に入ろうかという飛球だった。
カブスの左翼手モイゼス・アルーがキャッチしようとしたその瞬間、26歳の青年がアルーが捕球しようとしたファールボールをキャッチしてしまった。
本来ならココで2アウト目をとるはずが、ファールボールとなってしまったのだ。そして8回表のマーリンズは大量8点を奪い、シリーズ3勝3敗のタイへ持ち込む。
そして第七戦でカブスは敗れ、58年ぶりのワールドシリーズ進出の夢は途絶えた。
あの第6戦、ファールボールがアウトで、残り4つのアウトをとればワールドシリーズ進出を決めたはずが、まさかの敗退。
今回の中日ドラゴンズ落合監督の采配を見て、カブスの一件が頭を過った。
確かに完全試合は素晴らしい個人記録だが、もし続投し完全試合を逃し日本シリーズを逃すことになってしまうことになってしまえば、それは山井にとっては厳しい未来が待っている。
「あそこで岩瀬が出ていれば…」おそらくそう言われているだろう。
結論として今回の落合監督の投手交代!
続投させようが交代させようが、結果次第では議論は巻き起こっていたと思う。
1球の怖さを考えたら、ボクでも岩瀬に交代していただろう!
だから、日本一という最良の結果に中日ドラゴンズを導いた落合監督の判断が正しかったと私は思う。
ちなみにカブス戦でファールボールを捕球した青年は命を狙われFBIが出動する事態に…
そして問題のこのファールボールはアメリカのマストロ・オークションで約1000万円で落札され、この落札者【呪いのファールボール公開爆破】というショーを行い、爆破されてしまった!(←落札者はこの爆破劇で落札金額以上の利益を得たとか得なかったとか・・・)