今年の日本シリーズはとにかくしびれた。
むしろ見ている方も疲れるほどの緊迫した日本シリーズだった。
2001年ぶりのヤクルトの日本一という結末で終わったが、よくよく思い返してみると2001年の神宮球場での日本シリーズを観戦しに行ったのを思い出した。
あの時の対戦相手が、大阪近鉄バファローズであったことも。
タフィ・ローズがシーズン本塁打タイ記録の55本塁打を記録したシーズンだ。
強力・いてまえ打線で日本シリーズまでコマを進めた近鉄だったが、日本シリーズはヤクルトの圧勝。4勝1敗でヤクルトが日本一となった。
2004年の球界再編で近鉄はオリックスと合併。オリックス・バファローズとなり、近鉄の名は消滅した。
消滅球団ではあるが、そのDNAはオリックスに引き継がれている。
合併直後、何年後に【バファローズ】という名を変えるか?近鉄バファローズの名が完全消滅するか?とささやかれていたが16年経た現在も、【バファローズ】という名は残り続けている。
もし、今年の日本シリーズでオリックスがヤクルトを下して日本一となっていれば、オリックスにとっては1996年以来の日本一となっていた。
そして、【バファローズ】としては【初】の日本一となっていた。
近鉄バファローズ(パールズ時代も含む)としては、球団創設以来一度も日本一にはなっていないのだ。
近いうちにまたオリックスは日本シリーズへコマをすすめるチャンスがあるだろう。
是非、バファローズ初の日本一を勝ち得てもらいたいと今年の熱闘を見ていて感じた。